有村架純 朝ドラ異例子役使わず 第1話で高校3年生から登場

[ 2016年6月29日 17:55 ]

<NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ヒロイン発表会見>ヒロインの有村架純と脚本の岡田恵和氏
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 NHKは29日、来年度前期の連続テレビ小説(4月3日スタート、月~土曜前8・00)が、高度成長期を駆け抜けたヒロインの青春を描く「ひよっこ」に決まり、ヒロインは女優の有村架純(23)が務めると発表した。

 物語は東京オリンピックが開催された1964年から始まる。茨城県北西部のある大家族の農家に生まれ、集団就職で上京する谷田部みね子(有村)を描く。“金の卵”が自らの殻を破り、成長していく波乱万丈青春記で、幸せな家族を取り戻す大冒険を繰り広げる。

 今回、オーディションは行われず、有村は「花子とアン」(14年前期)のヒロイン(吉高由里子)以来、キャスティングで選ばれた。菓子浩チーフプロデューサーは「このところ、朝ドラのモチーフが実在の人だったが、今回はオリジナル。はっきりとした力強いヒロインを、と思った」と起用理由を説明。「有村さんは親近感を持てる女優さんだと思っている。すごくキュートでキレイだが、田舎にいても“こういう子いそうだな”と思わせてくれる」と説得力が決め手だったことを明かした。

 脚本は「イグアナの娘」「最後から二番目の恋」などで知られる岡田惠和氏によるオリジナル作品。朝ドラは「ちゅらさん」「おひさま」に続く3作目。会見で岡田氏は「ぜひ、有村さんで」と強い希望を持っていたことを語ったが、菓子氏も「みんなの希望が一致した」ことを明かした。

 岡田氏は「第1話からラストシーンまで頑張っていただきたい」と語り、朝ドラとしては異例の子役を使わないことを明言。菓子氏も「高校3年生から始めるつもりです。1代記のつもりで、キラキラしている10年くらいを考えて、28歳くらいまでを今、想定しています」と話した。

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