有村架純 オーディションなし 親近感が決め手 実在の人物モチーフにせず 

[ 2016年6月29日 17:20 ]

<NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ヒロイン発表会見>ヒロインに抜擢され、笑顔で、ガッツポーズする有村架純

 NHKは29日、来年2017年度前期の連続テレビ小説(4月3日スタート、月~土曜前8・00)が、高度成長期を駆け抜けたヒロインの青春を描く「ひよっこ」に決まり、ヒロインは女優の有村架純(23)が務めると発表した。

 物語は東京オリンピックが開催された1964年から始まる。茨城県北西部のある大家族の農家に生まれ、集団就職で上京する谷田部みね子(有村)を描く。“金の卵”が自らの殻を破り、成長していく波乱万丈青春記で、幸せな家族を取り戻す大冒険を繰り広げる。

今回、オーディションは行われず、有村は「花子とアン」(14年前期)のヒロイン(吉高由里子)以来、キャスティングで選ばれた。菓子浩チーフプロデューサーは「このところ、朝ドラのモチーフが実在の人だったが、今回はオリジナル。はっきりとした力強いヒロインを、と思った」と起用理由を説明。「有村さんは親近感を持てる女優さんだと思っている。すごくキュートでキレイだが、田舎にいても“こういう子いそうだな”と思わせてくれる」と説得力が決め手だったことを明かした。

 最近の作品は「まれ」(15年前期)で「あまちゃん」(13年前期)以来2年ぶりの日本人ヒロインオーディションを実施。「まれ」の土屋太鳳(21)は2020人、「あさが来た」(15年後期)の波瑠(25)は2590人、「とと姉ちゃん」(16年前期)の高畑充希(249は2564人、「べっぴんさん」(16年後期)の芳根京子(19)は2261中から選ばれた。

 脚本は「イグアナの娘」「最後から二番目の恋」などで知られる岡田惠和氏によるオリジナル作品。朝ドラは「ちゅらさん」「おひさま」に続く3作目。

 岡田氏は「有村架純さんとはデビュー当時から何度か仕事をさせていただいてきて成長を見てきました。そして朝ドラをやるべき人だと強く思っていました。朝ドラのヒロインをやってほしい。そしてその朝ドラは絶対私が書きたい。そう強く熱望して願いがかないました。今、とても幸せです」とコメントしている。

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