幽霊ですがなにか?貞子&伽椰子姉さん、ネット活用で「あ゛あ゛あ゛…」

[ 2016年6月21日 15:44 ]

18日に映画「貞子VS伽椰子」初日舞台あいさつを行った(左から)山本美月、貞子、玉城ティナ

 プロ野球の交流戦は終わったが、ホラー界の交流戦はここから?18日に初日を迎えた映画「貞子VS伽椰子」(監督白石晃士)。ともにJホラー、都市伝説の名キャラクター貞子と伽椰子が、“所属”映画会社の垣根を越えて対決する。

 見たら2日後に必ず死ぬという、“呪いのビデオ”出身の貞子こと山村貞子。呪いの家の屋根裏に住んでいる伽椰子こと佐伯伽椰子。それぞれ別の世界の住人だったはずなのに、親友が呪いのビデオを見てしまった山本美月(24)演じる女子大生・有里と、廃墟の向かいに引っ越してきた玉城ティナ(18)演じる女子高生・鈴花の運命が交錯。安藤政信(41)演じる異端の霊能者・常盤経蔵の計略によって、貞子と伽椰子を対決させ、共に消滅させるシナリオを描く…という恐怖の物語だ。

 しかし、映画のプロモーションになると、恐ろしいキャラのはずの貞子と伽椰子が、むしろ笑われてナンボの展開が繰り広げられる。公式サイトで行われた人気投票「呪い勝つのはどっちだ!?総選恐」で、僅差で敗れた伽椰子が街頭でゴミ拾いをさせられたり、さらには劇場で販売される「ポップコーン新味対決!あなたはどっち!?」対決まで、思わぬ扱いに幽霊もつらいよとは言えず「あ゛あ゛あ゛…」と何とも言えない反応。

 貞子と伽椰子も時代の波に乗り遅れないよう、自らSNSを活用中だ。貞子はしっかりとツイッターを使いこなしてつぶやきを連投。その貞子が「伽椰子姉さん」「トッシー」と呼ぶ佐伯伽椰子と息子の俊雄は、インスタグラムでマイペースな小市民生活ぶりを投稿中。敏雄にコロッケを食べさせたり、ひとりで晩酌をしたりと、バカバカしいユーモアと見た目がまるで鳥居みゆきのようだと評判で、多くのフォロワーを楽しませている。ちなみにインスタのタイトルは「伽椰子と俊雄のほのぼの親子日記」。この二人の平穏な生活が続くかどうかは、観客動員数次第かもしれない。

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2016年6月21日のニュース