長瀬智也 バス事故で公開延期主演作に感慨「ようやく見てもらえる」

[ 2016年6月20日 20:22 ]

映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」イベント試写で舞台あいさつを行った神木隆之介と清野菜名

 「TOKIO」の長瀬智也(37)と俳優の神木隆之介(23)が20日、主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(監督宮藤官九郎、25日公開)の都内で行われた公開直前イベント試写会で舞台あいさつに立った。

 同作は当初、今年2月5日の公開が決まっていたが、神木扮する高校生が修学旅行バスの転落によって地獄に落ちるという設定だったため、コメディーではあるものの1月15日に15人の死者を出したスキーツアーバスの転落事故に配慮し延期されていた。長瀬は、「いろいろありましたけれど、ようやく皆さんに見ていただける。非常にうれしく思う」と感慨深げに話した。

 地獄の赤鬼を演じた長瀬は撮影中、緑鬼役の桐谷健太(36)と“神木いじり”をしていたことを告白。「隆(神木)が地獄に落ちたての頃は、グレーっぽい血色の良くない感じのメークをしていたので、俺たちがいじると本気でツッコんでくれるのがネタになっていた」と楽しそうに話した。

 その際は、長瀬が赤、桐谷が緑のメークをしていたため、神木は「自分らに言われたくないわ。顔色どうこうじゃないじゃないか」という返しが定番になっていたという。この日は、長瀬の「スタジオの壁もグレーっぽかったので、どこにいるか分からなかった」というボケに、すかさず「灰色の中でも、動いたら分かるわ」と応戦し、絶妙な掛け合いを披露した。

 和やかな雰囲気の中、長瀬は「地獄に行きたいと考えている人はいないと思うが、こんな地獄なら行ってもいいかなと揺れ動く瞬間がある。バカっぽいけれど、人間の大事な部分が詰まっている映画です」と自信のPR。宮藤監督は、「普通の映画より試写が多めなので、公開してから見てもらえるのかなと思うが、これは仏教映画。2度より3度、3度より4度と見る度に徳が積める。お布施だと思って見てください」と訴えていた。

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