中居正広 父への最後のカレー「まだできたんじゃないかなって思いますよ」

[ 2016年5月1日 10:10 ]

 SMAPの中居正広(43)が30日、フジテレビ土曜プレミアム「中居正広の終活って何なの!? ~僕はこうして死にたい~2016」に出演。ゲストとともに“死の準備”に対する思いを率直に語り合い、また、昨年がんで他界した父・正志さん(享年79)の最期について振り返った。

 「とにかく“痛い”んですって。もう、“痛い”“痛い”って…」苦しんでいた父の様子を思い返して悲痛な表情を見せながら「手術してから3カ月間、飲まず、食わず、しゃべれず。結局、その3カ月の間も5回の手術を繰り返したんですけど…そのストレスは、本人しか分からないから…辛かったと思います」と絞り出すように話した。

 「僕は(神奈川県の)藤沢で育ったんですけれど、16歳で家を出ちゃったんで…」と寂しそうに話す中居。最後に少し無理をさせてしまったかもしれないけれど、と振り返りながら、子供のころのアルバムを持って、父を車に乗せて思い出の地を共に巡ったというエピソードを明かすと、ゲストの冨士眞奈美(78)らももらい泣きした。

 いつもは毒舌な坂上忍(48)も、坂上の母親のことを聞いた中居から、一緒に旅行に行っておくよう勧められたことを明かし、「中居くんの、その、お父さんとの最期の過ごし方…すごいよね」とつぶやいた。

 亡くなる前、自らの希望で家に戻った父に、カレーを作ったという中居。もう食事はできなくなっていた父が最後に口にしたのが、そのカレーだった。その翌朝に意識を失い、それから3~4日で旅立ったという。

 父との残り少ない時間を大事に過ごし、家族皆で看取ったという中居だが「まだできたんじゃないかなって思いますよ」と父への深い思いを吐露した。

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2016年5月1日のニュース