満島ひかり 徹子役は本人“ご指名”、玉ねぎ頭に「気持ち強くなる」

[ 2016年4月21日 17:16 ]

NHK「トットてれび」試写会に登壇した満島ひかり(左)と黒柳徹子

 黒柳徹子(82)の自伝的エッセーを原作としたNHKドラマ「トットてれび」(30日スタート、毎週土曜後8・15)の試写会が21日、渋谷区同局で行われ、黒柳と黒柳役を演じる女優の満島ひかり(30)が出席した。

 満島は「朝ドラの『おひさま』(11年)をやった時に徹子さんに“私の晩年の姿はあなたしかいません”って言っていただけたんですが、まさか若いころの徹子さんを演じられるとは」と驚きつつも笑顔。オファーがきた際「できません、って1回断ったんですが“テレビで遊びたいんだ”って言われて」心が動き、快諾したことを明かした。

 対して黒柳は「ドラマになるなんて夢にも思わなかった」と驚きつつも「満島さんが私をやってくれるなら」と直々の“指名”だったことを明かし「どうせやっていただくなら演技が上手で自由な精神を持った満島さんが良かった。初めて会った時から大好きって思えたので」と納得の配役に喜んでいた。

 第1話を見て「若かった時の私にしか見えなかった。ドラマの中で私が言いそうなこともちょこちょこ言ってる。これには笑いました」と太鼓判を押していた。

 満島は今回黒柳のトレードマークである玉ねぎ頭で出席したが「これをつけると強くなるような、自由に表現してもいいような気持ちになる」とお気に入りの様子。この姿を見た黒柳も「やっぱりキレイな人はこの髪形似合うんだな」とポツリとこぼし報道陣の笑いを誘った。

 満島のほか、俳優の渥美清さんを中村獅童(43)、森繁久彌さんを吉田鋼太郎(57)、沢村貞子さんを岸本加世子(55)、向田邦子さんをミムラ(31)がそれぞれ演じる。語りは黒柳が愛するパンダの姿を借りて小泉今日子(50)が担当し、黒柳自身も未来から現れた「100歳の徹子」に扮して出演する。

 また、ボランティア活動に熱心な黒柳は熊本地震について触れ、「毎日ニュースを見ています。こんなのん気なことしてる場合じゃないと思うですけど。今具体的にいろいろ考えているところ。邪魔にならないよう何かしたい。長期的に考えて募金できたらいいなと思っています」と明かしていた。

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