清志郎さん創作ノート見つかる 22~24歳、30曲分

[ 2016年4月3日 07:50 ]

忌野清志郎さん創作ノートの「君を呼んだのに」のページ

 2009年に58歳で亡くなったロック歌手忌野清志郎さんが、22~24歳の時に記した創作ノートが見つかった。全30曲の一部は後のアルバムに収録されたが多くは未発表とみられる。率いたバンド「RCサクセション」が全国的に知られる前のもので、作品に対する自信の一方、世に認められるか不安を抱いていた様子がうかがえる。清志郎さんの誕生日の2日、東京・原宿の喫茶店「シーモアグラス」で展示が始まった。

 ノートは黒い厚紙の表紙が付いたB5判ほどの大きさ。「第六巻 ザ・マンション・マン」の題と、1974年2月から75年10月の日付があった。見開き2ページに1曲ずつ、30曲分の歌詞やコード進行が記されていた。「あとがき」と記したページには「ぼくってバカみたいに認められたいと思っているんだな」と書き残している。ノートは、東京都内に住む女性が自宅に保管していた。

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