テレ東社長 降板の石坂浩二に敬意 発言カットは「意図的ではない」

[ 2016年2月25日 14:55 ]

石坂浩二

 テレビ東京の高橋雄一社長(64)が25日、東京・港区の同局で定例社長会見を行い、「開運!なんでも鑑定団」(火曜後8・54)をめぐる石坂浩二(74)の司会降板騒動についてあらためて言及。発言シーンのカットは「意図的ではない」とし、編集についても「考えがあってやってるんだろうと信じています」と語った。井澤昌平専務取締役も「長く撮って短く編集するのは事実。不自然だというメールもいただいた。この件は石坂さんとも話し合って(新しく始まる)BSの番組で自分の知識を披露してもらうとお互い理解している」と語った。

 制作会社所属のチーフプロデューサーとの確執に関しても「(番組に出演して)23年間ですからね。20年前のことをきっちり確認できるわけじゃない」と明言を避けたが、「長くやっていただいて、番組にも愛着もおありだろうし、我々は敬意を表してる」と感謝の言葉も述べた。

 今月23日の放送では、これまで発言シーンがほとんどカットされてきた石坂が司会の今田耕司(49)と言葉を交わすシーンがオンエアされた。この日の放送分は、騒動が公になってから初めて行われた今月6日に収録されたもの。オープニングのトークがどのように編集されるか注目されていたが、あまりカットされずに放送された。今田が「今最もホットな番組です」と自虐的に紹介。「いろいろと聞かれるけど、事情が分からない」のコメントに続いて、石坂の「それは私も同じ。言いたいんだけど、私も分からない」という言葉が放送された。石坂の言葉は騒動に関するものだけで、鑑定に関わるものはやはりカットされていた。

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2016年2月25日のニュース