小澤征爾氏「素晴らしいです」 公演先京都で受賞の喜び

[ 2016年2月16日 20:14 ]

喜歌劇「こうもり」のリハーサルで指揮をする、グラミー賞受賞の小澤征爾さん

 最優秀オペラ録音部門でグラミー賞を受賞した指揮者の小澤征爾さん(80)は16日、喜歌劇「こうもり」のリハーサルのため訪れた京都市左京区のロームシアター京都で、「素晴らしいです」と受賞の喜びを語った。

 小澤さんは同日午後2時半すぎ、シアターに車で到着。紺色のダウンコートにスニーカーのカジュアルな服装で報道陣の前に姿を見せた。声を掛けられると、感謝の気持ちを表すように両手を合わせながら、笑顔を浮かべた。

 リハーサルでは、客席に学生らが招待され、小澤さんは大きな拍手で迎えられた。立ったり椅子に座ったりしながら指揮し、時に小刻みに、時にダイナミックに両手を動かし、元気な様子を見せた。

 終了後、楽屋口から出てきた小澤さんはファンにサインするなどし、会場を後にした。リハーサルに出演した俳優の笹野高史(67)は「楽屋で本人に直接『おめでとう』を言えて幸せでした」とうれしそうに話した。

 「こうもり」の公演は同シアターで18日と20日にあるが、チケットはすでに完売している。

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2016年2月16日のニュース