女性アイドルグループの宿命か 卒業の春、それぞれの決断

[ 2016年2月11日 09:00 ]

卒業を発表した「モーニング娘。’16」の鈴木香音

 「モーニング娘。’16」から鈴木香音(17)が卒業し、芸能界を引退することが発表された。3月からの全国ツアーが最後の活動になる。その後は福祉関係の仕事に就くための勉強をするという。

 97年8月、安倍なつみ(34)ら5人組で結成されたモー娘は、メンバーの加入や「卒業」で増減を繰り返し、現在は12人組。平均年齢は約16歳。鈴木が抜けると11人組になる。

 最大編成時は藤本美貴(30)、道重さゆみ(26)ら6期生4人が加わった当時の16人。14年9月に入った12期の4人が新参メンバーで、目下、13期候補生を公募している。在籍期間が最も長くなった9期生は、昨年末の鞘師里保(17)に続く脱退で残り2人になってしまう。淋しくなるが、「人の役に立てることをしたいと思い、新しい夢に向かうことを決めた」とコメントしている鈴木の今後を応援してあげたい人もいるかもしれない。

 集合離散を重ねながら前へ進み続けるのは、近代女性アイドルグループの傾向なのか。AKB48も、“それなりのメンバー”の卒業発表が続く。

 中でも、様々なことを考えさせられたのが、AKB初の演歌歌手として活動する岩佐美咲(21)の卒業だ。発表したタイミングは、誕生日の1月30日に行った初ソロコンサートのラスト。夢だった単独公演の開催が決まった昨年秋頃、AKB卒業を決意し、「このコンサートで発表したい」と自分の口からファンに最初に伝えることを決めていた。総合プロデューサーの秋元康氏(57)に相談したのは年末だった。

 大きな決断を下したのものの、何カ月間かは自分の胸の中に「卒業」することをしまっておいた。この間、同僚のメンバーたちが次々と卒業を発表し、ニュースとして伝えられた。特に、自分にゆかりのあるチームBに卒業が続き、「この先、どうなっちゃうんだろう…」と気になったようだ。

 ファンの反応も気がかりだった。握手会などで「私がAKB48を卒業してソロでやっていっても変わらすに支えてくれますか?」と質問すると、「そうなったらどうかな~」と厳しく返すファンもいた。突き放すような声に、「もう、こうして会ってくれるのは最後なのかな…」と寂しい思いが込み上げてきたという。

 岩佐自身も「AKBのおかげで、たくさんの方たちに出会えた。AKBにいるからだということも分かっているし、辞めたら厳しいことも分かっている」と明かす。だからこそ、「“卒業してからの方が輝いているね”と言われるように、もっと実力をつけて頑張らないといけない」と決意を新たにする。

 岩佐は21歳。モー娘の鈴木はさらに若い17歳。この年齢にして、大きな岐路に立ったが、悔いのない道を進んでくれることをファンは一番望むはずだ。

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