綾瀬はるか 渡英で役作り!ドラマ原作者カズオ・イシグロ氏を直撃

[ 2015年12月23日 06:00 ]

主演ドラマ「わたしを離さないで」の原作者、日系英国人作家のカズオ・イシグロ氏と対談した綾瀬はるか(C)TBS

 女優の綾瀬はるか(30)が、来年1月15日にスタートするTBSの主演ドラマ「わたしを離さないで」(金曜後10・00)の役作りのため今月上旬に渡英した。原作者の日系英国人作家カズオ・イシグロ氏(61)と対面。約4時間にわたり、作品の成り立ちや裏側を聞き出した。

 綾瀬と三浦春馬(25)、水川あさみ(32)が演じる3人の若者が、生きる意味を模索していく人間ドラマ。綾瀬はある宿命を抱えた難役を演じるため、作品への理解を深めることを希望。それを伝え聞いたイシグロ氏から「ロンドンへいらっしゃい」と誘いを受け、2泊4日の強行軍で向かった。

 作品に込めた思いを綾瀬が尋ねると、イシグロ氏は「“人生というのは短い”ということを書きたかった。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と説明した。綾瀬は登場人物の関係や、自身が演じる主人公・恭子への思い、役者と作家の表現者としての違いなどについて次々と質問。イシグロ氏の返答に聞き入った。

 イシグロ氏は英国最高の文学賞「ブッカー賞」の受賞歴があるベストセラー作家。綾瀬のことは知らなかったため、対面前に、09年放送の出演ドラマ「JIN―仁―」の映像を取り寄せて観賞。「言葉にならない愛情を表情やボディーランゲージでうまく伝えていた。素晴らしい演技力」と絶賛。綾瀬は「サンキューベリーマッチ!」と素直に大喜び。「“自分が思うようにやってください”と先生がおっしゃったので、自分が思う恭子という役を素直に演じられたらと思います」と手応えをつかんでいた。

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2015年12月23日のニュース