前田亘輝 声帯のう胞で手術…TUBE 来年の活動休止も

[ 2015年12月21日 05:30 ]

初めてステージ共演するTUBEの前田亘輝と広瀬香美

 ロックバンド「TUBE」がデビュー30周年記念ツアーの最終公演を20日、横浜アリーナで行い、ボーカルの前田亘輝(50)が年明けに声帯の手術を受けることを明かした。

 アンコールで「聴いてもらって分かる通り、喉がおかしい。喉を壊して来年手術しないといけなくなった」と告白。観客1万2000人が騒然とする中、「歌手特有の病気。デビューから30年たってやっと歌手になれた」と明るく報告した。

 関係者によると、病名は声帯のう胞。声帯にできる湿疹のようなもので、これがあると声がかすれたり、出にくくなったりする。手術で除去するのが一般的で、術後1カ月ほどで歌えるようになる。前田も摘出手術を受ける予定。30年来の男性ファンは「前田さんは今年、原曲キーより下げて歌っていた」と振り返った。

 TUBEが冬までツアーを開催するのは07年以来で、前田は今年一年を漢字1文字で「走」と表現。文字通り走り続けて完全燃焼し、所属事務所によると、来年の公演スケジュールは決まっていない。前田は「(手術して)来年一年しっかり練習して皆さんの前に戻ってきたい」と歌声を取り戻すことを約束した。

 公演のオープニングでは、サプライズで登場した広瀬香美(49)と初のステージ共演を果たした。広瀬に初めて楽曲提供してもらった「おかげサマー」をデュエットで披露。“夏の番長”と“冬の女王”のコラボにファンは大喜びだった。

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2015年12月21日のニュース