黒木奈々さん、3月から週1でキャスター復帰も…7月途中に休養

[ 2015年9月19日 15:56 ]

1月に放送したNHK「国際報道2015」で4カ月ぶりに生放送に出演した黒木奈々さん(所属事務所提供)

 19日に死去したフリーアナウンサーの黒木奈々さん(享年32)は、鹿児島県出身の毎日放送元報道記者で2007年に毎日放送を退社後、フリーに転進。英語とフランス語が堪能な国際派で14年4月にスタートしたNHK BS1「国際報道2014」でキャスターを務めた。

 同7月末に胃潰瘍の治療を受け、経過を見るために行った胃カメラ検査で胃がんが見つかった。8月27日の出演を最後に治療に専念。9月下旬に受けた手術が成功し、自宅療養に入った。

 15年1月4日にはNHK BS1「国際報道2015」に4カ月ぶりに1日限定の復帰。3月30日からは同番組に週1回出演していたが、7月13日の放送を最後に休養していた。

 黒木さんは14年6月のスポニチ本紙インタビューでオフの過ごし方について「焼酎を飲みながらスポーツを見るのが好き」とコメント。当時開催中だったサッカー日本代表のW杯についても触れ、1次リーグ初戦で敗れたコートジボワール戦後は「ふて寝してしまいました」と打ち明けていた。

 また、3月26日発売の著書「未来のことは未来の私にまかせよう」(文芸春秋)では闘病で揺れる気持ちをつづっていた。

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