「モーニングショー」復活にテレ朝編成局長「羽鳥さんの魅力前面に」

[ 2015年9月9日 15:14 ]

 テレビ朝日は9日、東京・六本木の同局で10月改編説明会を開き、「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、前8・00~9・55)として日本初のワイドショー「モーニングショー」を22年ぶりに復活させることを正式に発表した。

 同局のこの秋の改編率は全日13・6%、ゴールデン12・9%、プライム9・6%で異例の低さ。その中でも大きな目玉として、現在、同時間帯に放送している「モーニングバード」の司会をフリーの赤江珠緒アナ(40)とともに務めているフリーの羽鳥慎一アナウンサー(44)を司会者として前面に押し出し、シンプルかつ王道の情報番組を目指すことになる。

 同局の西新総合編成局長は「羽鳥さんの魅力を前面に、羽鳥さんの身の丈で意見をしっかり出してもらう。『グッドモーニング』からの流れをつくりたい」と起用理由を説明。「あくまでも羽鳥さんが主役。羽鳥ショーをどうやって出していこうかと考えたうえで、我々の培ってきたワイドショー、人間の喜怒哀楽を出す『モーニングショー』が合うのではと思った。羽鳥さんは人気、実力ともすごい。爽やかなイメージ、物腰の柔らかさが相まって、新しいワイドショーが生まれるのでは」と期待を寄せた。

 「モーニングショー」は1964年4月、民放他局に先駆けた朝のワイドショーとしてスタートし、93年まで29年間続いた。元NHKアナの故木島則夫氏が初代司会者を務め、以後、ジャーナリストの江森陽弘氏(83)や元フジテレビアナの田丸(当時・美里)美寿々氏(63)ら個性豊かな面々が番組を取り仕切ってきた。新番組では、同局の宇賀なつみアナ(29)がアシスタントを担当する。

 現在の「モーニングバード」で人気を集めている羽鳥アナがパネルで説明していくコーナーなどは継続する方向。

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2015年9月9日のニュース