安蘭けい「深い傷を秘めた」役作りに苦闘…破局については明言避ける

[ 2015年8月31日 14:18 ]

ミュージカル「CHESS」の囲み取材に応じた安蘭けい

 女優の安蘭けい(44)が31日、都内のスタジオで主演ミュージカル「CHESS」公開稽古を行い、共演の石井一孝(47)中川晃教(32)田代万里生(31)とともに、報道陣の囲み取材に応じた。

 ABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース作曲、「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」のティム・ライス原案・作詞のミュージカル。1972年、米国の英雄となった天才チェスプレイヤーをモデルに、米ソの冷戦、ハンガリー動乱など国家に翻弄される人々の人生を描く。日本では「CHESS in Concert」として2012年で初演。その2013年にも公演され、好評を受け、ミュージカル版「CHESS」として日本で初めて上演される。

 コンサート版に続いてヒロインを演じる安蘭は「コンサート版よりストーリーがより分かりやすくなった。キャラクターの個性がより出ていて、コンサート版では語れなかった部分が描かれている。期待に応えられる作品になっていると思います」と自信。チェスチャンピオンのセコンドを務める女性役だが、「思いっきり個性がある役ではない。でも、過去に両親を殺されたという誰よりも深い傷を内面に秘めている。そういうところをどう出すかをいま苦戦している。チェスは頭を使うゲームなので、つい真剣になっちゃうんです。変にチェスだからとかしこまっているのをもっと表現豊かにできれば」と役作りへの意気込みを語った。

 安蘭は今月に一部で俳優吉田鋼太郎(56)との破局が報じられたばかり。報道後、吉田は19日に行われた主演ドラマの会見で破局を匂わす発言をしていたが、安蘭が報道陣の取材に応じるのは今回が初めて。破局について聞かれるも「その話は止められているのですいません」と頭を下げ、明言を避けた。

 東京公演は9月27日から東京芸術劇場プレイハウスで上演される。

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