日テレ社長 7月ドラマに手ごたえ「ネガティブな声は減っている」

[ 2015年7月27日 15:34 ]

「花咲舞が黙ってない」が視聴率2桁の好調をキープ(左から杏、上川隆也)(C)日本テレビ

 日本テレビの大久保好男社長(65)が27日、都内の同局で7月度の定例会見を行い、7月スタートの連続ドラマについて「概ね手ごたえを感じている」と評価した。昨年、視聴率三冠を達成した日本テレビは今年上半期も好調をキープ。直近でも5週連続三冠を獲得している。

 その好調は7月クールの連続ドラマでも顕著で「花咲舞が黙ってない」(水曜後10・00)が14・7%、12・9%、14・7%と抜群の安定感で民放トップ。「デスノート」(日曜後10・30)は16・9%、12・3%、8・7%、10・6%と浮き沈みはあるものの、平均では2ケタをキープに同2位としている。「他局でも内容がいいものでもシングルになっていたり、先週は2ケタが3本しかないという状況だった。その中では水曜、日曜に関しては比較的頑張っている」と評価した。

 4月新設されたドラマ枠の第2弾として放送されている「デスノート」に関しては「テレビをなかなか帰宅が間に合わなくてドラマを見られないという視聴者も見られている」と視聴動向にも合っていると分析。若い女性の視聴者を意識してか、Lを演じる山崎賢人(20)の着替えシーンが多いのでは?との指摘もあったが、「若い女性が多く視聴していただいているのは事実。狙っているわけではありませんが…」と話した。

 「ど根性ガエル」(土曜後9・00)は初回13・1%でまずまずのスタートを切ったが、その後は8・5%、6・2%と低迷が続いている。「土曜日は裏に強いものがあって一ケタになっている」としつつ、「ドタバタには終わらず、アットホームな感じにしたり、中には切なさも交えている。その辺のドラマの見方が視聴者に分かっていただけるように、押しの番組とかを作ってより分かるようにしていきたい。巻き返しを図りたい」とした。

 「ど根性ガエル」や「デスノート」に関しては、漫画原作ということもあり、キャスティング面などでインターネット上などで放送前から賛否を呼んでいた。「放送前はいろいろあった」と批判的な意見が寄せられていたことを認めつつ、「放送後はネガティブな声は放送前よりは減っている」と現状を報告した。

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2015年7月27日のニュース