片岡仁左衛門が人間国宝 2代続けての名誉「親孝行できた」

[ 2015年7月18日 05:30 ]

人間国宝に選ばれ記者会見で抱負を語る片岡仁左衛門

 文化審議会は17日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(71)ら4人を認定するよう下村博文文部科学相に答申した。

 仁左衛門は「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助など、父の十三世片岡仁左衛門さんが得意とした多くの役を継承。男性役を演じる立役として歌舞伎界を代表する地位にあると評価された。

 仁左衛門は「大変責任を感じるが気負うことなく精進を重ね、歌舞伎がますます栄えるように努力したい」と話した。2代続けて人間国宝となり、「親孝行できたという思いはある。でも父は喜ぶ一方で、“おまえみたいのでも受けられるのか”と思ってるかも」と笑った。

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2015年7月18日のニュース