海外でも活躍、舞踏家・振付家の室伏鴻さんが死去

[ 2015年6月19日 15:14 ]

 海外でも活躍した舞踏家で振付家の室伏鴻(むろぶし・こう、本名木谷洋=きたに・ひろし)さんが18日午前10時5分(現地時間)、心筋梗塞のためメキシコ市の病院で死去した。68歳。東京都出身。葬儀は現地で行う。

 暗黒舞踏の創始者・土方巽に師事し、1972年に麿赤児さんらと「大駱駝艦」の創立に参加した。女性舞踏集団「アリアドーネの会」をプロデュース。舞踏派「背火」を主宰し、福井市に劇場「北龍峡」を開いた。78年にパリでロングラン公演を行い、日本の舞踏が「BUTOH」として海外で知られるきっかけとなった。

 関係者によると、ブラジルで公演した後、ドイツでのワークショップに向かう途中に心臓発作を起こしたという。

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2015年6月19日のニュース