ローラ 報道で父逮捕知り驚き…「100%関係ない」父は容疑否認

[ 2014年7月28日 05:40 ]

国際手配されていた父が逮捕されたローラ

 知人がバングラデシュで診療を受けたと偽り、東京都世田谷区から海外療養費などをだまし取ったとして警視庁は27日までに、詐欺の疑いでタレントのローラ(24)の父親で住所、職業不詳ジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(54)=バングラデシュ国籍=を逮捕した。ジュリップ容疑者が「私は関係ない」と否認する一方、ローラは「すべてはっきりして」として事件の早期解明を望んだ。

 ジュリップ容疑者は今月23日、日本に入国し、26日に弁護士に付き添われて杉並署に出頭。日本に戻った理由を「家族のことが心配だった」と説明しており、ローラには「迷惑がかかる」として会っていないという。

 警視庁組織犯罪対策1課は、ジュリップ容疑者を中心とした5、6人のグループが2008年12月~12年3月、杉並区や相模原市、栃木県日光市でも同様の虚偽申請をし、計約1200万円をだまし取ったとみて調べている。

 逮捕容疑は、バングラデシュ国籍の知人の男(47)=詐欺罪で服役中=が08年12月~09年1月、同国内の病院で治療を受けたとする虚偽の診療内容明細書などを世田谷区役所に提出。海外療養費と高額療養費の計約87万5000円を詐取した疑い。

 組対1課は、ジュリップ容疑者が手口を教え、成功報酬として40万円を受け取ったとみている。同課によると「そんな事実はありませんし、私は100%関係ない」と容疑を否認している。

 ジュリップ容疑者は、別の仲間が逮捕された直後の12年8月、バングラデシュに向け出国。警察庁が昨年5月、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。

 一方、ローラは午後5時27分に自身のブログを更新し「わたしは、悪いこと、正しいこと、すべてがはっきりして欲しいと思っています」と、事件の解明を最優先にしてほしいとの考えを示した。掲載した文章では「お父さんが、警察に弁護士さんと一緒に出頭しました」と触れ「たくさんのお騒がせをして、ごめんなさい」と謝罪した。この日は午前11時すぎまでフジテレビの特番「27時間テレビ」に生出演。所属事務所によると、自分の出番を終えたあとに報道で父親の逮捕を知り、驚いた様子だったという。また、事務所は「要請があればできるかぎりご協力させていただきます」と捜査に全面協力する姿勢を示した。

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2014年7月28日のニュース