中山美穂離婚成立、長男親権は辻へ…パリと日本、最後まですれ違い

[ 2014年7月9日 05:50 ]

離婚が成立した中山美穂と辻仁成

 離婚協議中だった女優中山美穂(44)と、芥川賞作家で歌手の辻仁成(54)夫妻が8日、離婚した。辻がブログで同日に離婚届を提出したことを発表。「今後は息子とふたりで生きていく」とつづっており、争点だった長男(10)の親権は辻が持つとみられる。

 2人が離婚協議中であることがスポニチ本紙の報道で明らかになってから約3カ月半。辻は8日午後11時にブログを更新し、「本日、離婚届けにサインをし、提出いたしました」と報告した。

 関係者によると、4月に中山が主演ドラマの収録のため自宅があるパリから帰国した直後、辻と話し合いの場を持ち、双方が離婚に合意。中山が収録を終えてパリに戻る前に、判を押した離婚届を辻に渡していた。

 ブログには「ぼくと生きたいと望んでくれた息子の気持ちにこたえられるよう、父親としても頑張りたいと思います」と記した。辻は2000年に前妻南果歩(50)と離婚した際、南との間にもうけた長男の親権を渡したことを後悔していた。そのため、中山に対し、親権を持つことを主張したとみられる。

 2人は01年10月頃に雑誌の対談で意気投合。8カ月の交際をへて、02年6月に電撃結婚した。その後にパリに移住し、04年に長男が誕生。だが、互いに仕事で日本とパリを行き来する生活を続けるうちにすれ違いが生じた。辻が09年頃から「中性的なおじいさんを目指す」と言って、女性的に変化していったことも離婚の原因の一つだ。

 現在、中山はパリ、辻は日本にいる。すれ違う生活のまま、2人は離婚を迎えた。

 ◇辻 仁成(つじ・ひとなり、歌手時は「じんせい」)1959年(昭34)10月4日、東京都生まれ。85年、バンド「ECHOES」でデビュー。ヒット曲に「ZOO」など。作家としては芥川賞受賞作「海峡の光」、「サヨナライツカ」など。

 ◇中山 美穂(なかやま・みほ)1970年(昭45)3月1日、東京都生まれ。85年1月にドラマデビューし、ミポリンの愛称でブレーク。95年に映画「Love Letter」が大ヒット。歌手の代表作は「世界中の誰よりきっと」など。

続きを表示

2014年7月9日のニュース