なすび、イモトの登頂に影響?エベレスト雪崩「シェルパ」ボイコットも

[ 2014年4月22日 05:30 ]

 ネパール人ガイドら13人が死亡する雪崩が起きた世界最高峰エベレストで、シェルパと呼ばれるガイドたちが、ネパール政府の犠牲者への補償金が少ないと反発、登山拒否の動きを見せている。登山に不可欠なガイドが実際にボイコットをすれば、日本など外国人登山者に影響が出そうだ。

 エベレストで過去最悪となった18日の事故では依然、3人が行方不明。ネパール山岳ガイド協会によると、ネパール政府は事故後、遺族1人当たり4万ネパールルピー(約4万2000円)の補償金支給を決めた。

 これに対し、同協会は「政府は登山者から多額の登山料を徴収しているのに補償金が少なすぎる。このままでは今シーズンの登山取りやめも辞さない」と反発。政府に入る登山料の一部で補償の基金設立も求めている。

 多くのガイドは登山専門の旅行会社に所属。空気の薄い登山ルートでロープの架設やテント設営、荷物運搬などを担い、ほとんどの外国人登山者に欠かせない存在だ。

 日本人ではタレントのなすび(38)が登頂挑戦中で、イモトアヤコ(28)もテレビ企画で登頂準備に入っている。いずれの関係者も「いまのところ計画に変更はない」としているが、今後の成り行き次第で影響を受ける可能性もある。

続きを表示

2014年4月22日のニュース