「風立ちぬ」製作者ら出席 アカデミー候補作のシンポ

[ 2014年3月1日 19:16 ]

 第86回米アカデミー賞発表・授賞式を前に、長編アニメ賞の候補作の監督らによるシンポジウムが2月28日(日本時間3月1日)、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれ、日本から「風立ちぬ」(宮崎駿監督)の鈴木敏夫プロデューサーが参加した。

 同賞候補作は「風立ちぬ」や「アナと雪の女王」など計5作品。作品のダイジェスト映像が流された後、監督らが製作秘話などを披露した。

 鈴木プロデューサーは、戦闘機を扱った漫画の映画化を提案した理由について「監督が困るであろう題材を提案した方がいい作品ができるんです」と説明。宮崎監督は前作「崖の上のポニョ」の「パート2」を作りたがっていたと明かした。

 宮崎監督は渡米せず欠席だったが、登壇した他の作品の製作者が、心に残ったアニメとして宮崎監督の「となりのトトロ」などを挙げるなど、人気の高さを示していた。

 授賞式は2日(同3日)に行われる。(共同)

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