100期の39人、羽ばたく 宝塚音楽学校で卒業式

[ 2014年3月1日 10:14 ]

宝塚音楽学校の卒業式で、校歌を歌いながら涙ぐむ100期生

 タカラジェンヌを目指し、2年間歌やダンスを学ぶ兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(岩崎文夫校長)で1日、卒業式があり、100期生の上杉真央(芸名・蘭尚樹)さん=京都府出身=が「誇りある歌劇団の100年目の生徒として、果てしない芸の道を歩みたい」と活躍を誓った。

 岩崎校長は、黒紋付きに深緑のはかま姿の39人を前に「これからは良くも悪くも100期生との肩書がつく。焦らず、慌てず、諦めずの精神で頑張ってほしい」と激励。式後、下級生が卒業生にブーケを渡すと、互いに涙をぬぐっていた。

 厳しいレッスンを耐え抜いた卒業生は2012年に入学。昨年7月には劇団員とともに、音楽学校の100周年記念式典の舞台に立った。入団後は、21日から宝塚大劇場で始まる月組公演「宝塚をどり」「TAKARAZUKA花詩集100!!」で初舞台を踏み、花・月・雪・星・宙の各組に振り分けられる。

 白石久利寿さん=埼玉県出身=は「同期は家族のような存在。一丸となってロケット(ラインダンス)を成功させたい」と初舞台への意気込みを話した。

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