歌手のＢＯＲＯが官邸訪れ難病対策訴え　安倍首相、充実に意欲示す

安倍首相と面会し、精神・神経科学振興財団の埜中征哉理事（右）に寄付を手渡す歌手のＢＯＲＯ＝26日午後、首相官邸

　安倍晋三首相は２６日、「大阪で生まれた女」などのヒット曲で知られる歌手のＢＯＲＯと官邸で会い「製薬会社が研究に開発費を投入するのは難しい状況にあるが、支援をしっかりやるよう指示する」と難病対策の充実に意欲を示した。

　首相は「難病対策はライフワークだ。私自身、良い薬ができて元気になった」と強調。ＢＯＲＯは終了後、記者団に「難病の克服に向け、国民の皆さんも意識を高めてほしい」と述べた。

　ＢＯＲＯは、徐々に筋肉が衰える筋ジストロフィーの患者と交流したのをきっかけに、長年患者支援などに取り組んでいる。