ザ・タイガースが再結成　４４年ぶりオリジナルメンバー５人そろう

44年ぶりにオリジナルメンバー５人で再結成し演奏する「ザ・タイガース」。左から岸部一徳、沢田研二、瞳みのる、加橋かつみ、森本太郎＝３日夜、東京・日本武道館

　１９６０年代後半に若者たちから熱狂的に支持されたグループサウンズ「ザ・タイガース」が４４年ぶりにオリジナルメンバー５人で再結成し、３日夜、東京・日本武道館で公演した。

　５人は加橋かつみ（６５）、岸部一徳（６６）、沢田研二（６５）、瞳みのる（６７）、森本太郎（６７）。関係者によると、オリジナルメンバーがそろってステージに立つのは、６９年以来という。

　公演では、５人が声をそろえて「ザ・タイガースです」とあいさつ。沢田が「愛を込めて、ありがとう」と感謝を述べ、岸部は「少年時代に戻り、今日は音楽少年でやりたい」と話した。「花の首飾り」「君だけに愛を」などのヒット曲を披露すると、約１万３千人の観客から拍手と歓声が湧き起こった。

　６７年にレコードデビュー、グループサウンズ人気を引っ張った。加橋が６９年に脱退して岸部四郎（６４）が加入、７１年に解散した。

　１２月中に、各地でコンサートを開催する。