大友康平 被災地ロケで「進んでいく姿を表現したい」

[ 2013年10月22日 06:00 ]

NHK仙台放送局が制作中のドラマ「かつお」に出演する大友康平(手前)と、後方で撮影を見守る仮設住宅の住民ら

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市を主な舞台に、NHK仙台放送局が制作中のドラマ「かつお」のロケが21日、同市の折浜仮設住宅であり、主人公の元漁師役の大友康平(57)=同県塩釜市出身=が草を刈る場面や、元漁師の前に現れるボランティア役の芦名星(29)=福島県郡山市出身=が子供らと会話を交わす場面などが撮影された。

 「かつお」は、震災で妻を亡くした元漁師と子供たちとの家族愛を描く。祭りのシーンでは仮設住宅の住民らもエキストラとして出演する。

 大友は、撮影の合間に報道陣の取材に応じ「忘れたいこともあると思うが、それを一つ一つ胸に刻みつつ、一歩ずつ進んでいく姿を表現したい」と語った。「かつお」は12月18日午後7時半から総合テレビで放送予定。

続きを表示

この記事のフォト

2013年10月22日のニュース