林家染弥 来年9月「菊丸」襲名 115年ぶり名跡復活

[ 2013年9月28日 08:28 ]

三代目林家菊丸を襲名する林家染弥(中央)と師匠の林家染丸(右)、吉野伊佐男吉本興業会長

 上方の中堅落語家・林家染弥(39)が来年9月、由緒ある名跡・林家菊丸を襲名することになり27日、大阪市内で会見を行った。

 会見には師匠で、3度目の脳梗塞から復帰したばかりの林家染丸(63)も同席。「来年の襲名には私も高座に上がれるよう、リハビリに努めたい。お客さんが待ってくれる環境があるのはありがたい」とゆっくりとした口調ながら力強く宣言した。

 菊丸は明治時代に活躍した落語家で、今回が約115年ぶりの名跡復活。染弥は「師匠に弟子入りして来年で20年。本当の父親のように育ててもらいました。襲名は落語家としての成人式のつもり。ご恩は“倍返し”したい」と、大ヒットドラマ「半沢直樹」の決めぜりふで誓った。

 襲名披露公演は来年9月27日、大阪・なんばグランド花月で行い、その後タイでも行う予定。

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2013年9月28日のニュース