「半沢直樹」第8話は32・9% キムタク以来の2週連続30%台

[ 2013年9月9日 10:00 ]

TBSドラマ「半沢直樹」第2部で敵対する堺雅人(左)と香川照之

 堺雅人(39)主演のTBS系連続ドラマ「半沢直樹」(日曜後9・00、8日は後9・05~)の第8話が8日に放送され、平均視聴率が32・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが9日、分かった。今年のドラマ最高としていた第7話(1日放送)で記録した30・0%を上回り、最高を更新した。

 瞬間最高視聴率は午後9時56分の時点で37・5%。第7話の34・5%を更新し、これまでの最高を記録した。関西の平均視聴率は32・7%で、瞬間最高は38・6%だった。

 初回19・4%(7月7日)で上々のスタートを切り、第2話(7月14日)で今期の民放ドラマ最高の21・8%とし、第3話(7月28日)で今年放送されたドラマで最高の22・9%を記録。第4話で27・6%(8月4日放送)、第5話(8月11日放送)と第6話(8月25日放送)で29・0%と大台目前で足踏みしたが、第7話では30・0%と初めて大台を超えていた。第8話でこれをさらに更新した形。8話までの平均は25・9%となり、最終回に40・0%を記録した11年放送の「家政婦のミタ」(日本テレビ、全11話)の全話平均25・2%をも上回った。

 また、初回から一度も数字を落とすことなく、8話まで視聴率がアップしたのは、1989年以降、民放の連続ドラマで史上初の快挙。さらに、2週連続で30%を超えたのは、03年放送の「SMAP」の木村拓哉(40)主演の同枠ドラマ「GOOD LUCK!!」以来、10年ぶりの快挙となった。

 直木賞作家、池井戸潤氏の人気小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」の初の映像化。4月に女優の菅野美穂(35)と結婚した俳優の堺は既婚者となってから初のドラマ。堺が演じるのはバブル期に入行し、上司に啖呵(たんか)を切って間違いを指摘する真っすぐな性格を持つ銀行員・半沢直樹。“敵”を追い詰める攻撃的な顔と、部下や家族への優しい顔の両面を持つサラリーマンのヒーローのような主人公の活躍を描き、もはや社会現象化している。

 半沢を明るく爽やかに支える妻・花役を上戸彩(27)が演じている。上戸も昨年9月にEXILEのHIRO(44)と結婚後初の連続ドラマ出演で、堺と上戸は同局の「ひと夏のパパへ」(03年)以来10年ぶりの共演。そのほかの共演は、敵役となる常務役の香川照之(47)をはじめ、北大路欣也(70)、及川光博(43)、滝藤賢一(36)、片岡愛之助(41)ら。

 第8話は、半沢は伊勢島ホテル再建案の大きな柱であるITシステムを構築中のIT会社が破綻寸前であることを黒崎(片岡)から聞かされる。その会社が破たんすると、これまでの110億円以上もの投資が損失となり、伊勢島ホテルは再び窮地に追い込まれることになる。銀行幹部から半沢の更迭話が持ち上がる。常務の大和田(香川)の提案で、次回の金融庁検査前に模擬検査を行い、半沢の処遇を決めることになった。大和田の息のかかった融資部の福山(山田純大・40)が半沢の後任候補として検査官役を務めることに。一方、タミヤ電機へ出向中の近藤(滝藤)は、ほかの会社に貸し付けられた3千万円の資金を行方を追って、信じられない事実を目にして…という展開だった。

 次回は10分拡大で放送される。

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