八千草薫 五輪祝福ムードに心配顔「日本をもっと良い国に」

[ 2013年9月9日 13:04 ]

映画「くじけないで」試写会イベントに登場した(左から)ガッツ石松、八千草薫、蟹江美根代さん、佐野百合子さん、津田千多代さん

 女優の八千草薫(82)が9日、都内で行われた映画「くじけないで」(11月16日公開)の試写会イベントに出席。2020年の東京五輪開催決定を受けて「今の日本は良い状態ではない気がする。これを機会にみんながひとつになって日本をもっともっと良い国にしていきたい」と少し心配そうに話した。

 98歳で刊行された処女詩集「くじけないで」が168万部のベストセラーとなり、今年101歳で亡くなった詩人・柴田トヨさんの半生を描いた同作。一週間後が敬老の日にあたることもあり、長寿双子姉妹「きんさんぎんさん」のぎんさん(蟹江ぎんさん、享年108)の三女・津田千多代さん(94)、四女・佐野百合子さん(92)、五女・蟹江美根代さん(90)が駆けつけた。3人の年齢合わせて実に275歳で“史上最高齢応援団”を結成。いずれも年齢を思わせない快活さで、「東京でオリンピックは見たいですね」と7年後の観戦にも意欲を燃やした。

 また、蟹江さん姉妹が柴田さんを演じた八千草に「若い方が年寄りを演じるのは大変よね」と労をねぎらうと、八千草も「そんなに若くもないんですよ」と思わず苦笑いを浮かべていた。

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2013年9月9日のニュース