有吉も後押し 芸人が書いた小説が電子書籍大賞で「双葉社賞」受賞

[ 2013年8月31日 17:28 ]

「E☆エブリスタ 電子書籍大賞2013授賞式」双葉社から書籍部門で選出されたお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(左)

 お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(36)が電子書籍として発表した小説「鬼虐(いじ)め」が31日、都内で行われた「E☆エブリスタ電子書籍大賞2013」で双葉社賞に選出された。今後は書籍として出版される予定という。

 「マシンガンズ」は太田プロ所属の芸歴15年目のコンビ。アルバイトでごみ収集をしているという滝沢が「ストーカーがこれを取っていたら恐いな」と着想を得て、ストーカーを主人公にした同作を日本最大級の電子書籍投稿サイト「エブリスタ」で発表した。

 同じ事務所の先輩・有吉弘行(39)もツイッターやラジオで作品を宣伝。後輩に追い風を送った。選んだ双葉社の担当者は「自分にも起こりうるかもしれない恐怖はホラー小説として様々な読者層に受け入れられると思う。お笑いという職業の方がこのようなことを考えているとは」と絶賛。これに滝沢は「(同席した)相方が僕より先に『やった―』と叫んで喜びが半減した」と芸人らしくあいさつし、会場を沸かせた。

 この日は同サイトに投稿された8854の応募作品から17作品が出版社やテレビ局、ゲーム会社の各賞を受賞。選ばれた作品は書籍化や映像化が検討されていくという。

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2013年8月31日のニュース