坂東三津五郎 緊急入院か…「九月大歌舞伎」降板

[ 2013年8月26日 08:13 ]

体調不良で「九月大歌舞伎」を降板することになった坂東三津五郎

 歌舞伎俳優の坂東三津五郎(57)が「九月大歌舞伎」(9月1~25日、東京・新橋演舞場)を降板することが25日、分かった。体調不良のためで、26日に病状などの詳細について発表があるとみられる。入院したとの情報もある。

 三津五郎は24日まで歌舞伎座(東京・東銀座)で「納涼歌舞伎」に出演。昨年12月に他界した親友・中村勘三郎さんと立ち上げ、2人で引っ張ってきた思い入れのある公演だ。歌舞伎座が改装中だったため、09年から4年ぶりの上演。三津五郎は「中村屋(勘三郎さん)が楽しみにしていたのに残念なことになった。彼の分まで力を合わせて盛り上げていきたい」と張り切っていた。検査は舞台を最後まで務め上げてから受けたようだ。

 周囲によると、公演中から体調不良を訴えていたという。ファンの間では「最近痩せた」と心配する声も上がっていた。

 降板が決まった「九月大歌舞伎」では「御浜御殿」の徳川綱豊などを演じる予定だった。代役は26日にも発表されるとみられる。

 病状によっては、尾上菊之助(36)らと共演する11月の「松竹大歌舞伎」(1~25日、東京・日本青年館など)の出演も心配される。全国18都市を1カ月かけて回るハードな日程で、慎重に判断するとみられる。先月30日の製作発表では、城好きの三津五郎らしく「早起きして城跡を歩きたい。9年ぶりの沖縄も楽しみ」と話していた。

 ◆坂東 三津五郎(ばんどう・みつごろう)本名守田寿。1956年(昭31)1月23日、東京都生まれ。62年に6歳で初舞台を踏み、五代目坂東八十助を襲名。01年に十代目の三津五郎襲名。屋号は「大和屋」。2度離婚しており、前妻は元フジテレビアナウンサーの近藤サト(45)。

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2013年8月26日のニュース