綾瀬はるか戦闘服脱ぎ一変“妖怪”ファッション 

[ 2013年8月4日 06:00 ]

NHK大河ドラマ「八重の桜」の京都取材会に出席した綾瀬はるかとオダギリジョー。役柄同様のレディーファーストで綾瀬の手を取る

 NHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00)で主演を務める綾瀬はるか(28)が3日、京都市内で会見を行った。11日から「京都編」がスタート。主人公・八重の2人目の夫で、同志社英学校(現同志社大学)を創立した新島襄役のオダギリジョー(37)とともに、夫妻が暮らした新島旧邸を訪れ、後半に入るドラマをアピールした。

 この日は、襄を慕っていたジャーナリストの徳富蘇峰が名付け、「鵺(ぬえ)スタイル」と呼ばれた、着物に洋風の帽子、足元はブーツというファッションを披露した。鵺は、さまざまな動物の顔や胴体、手足や尾が組み合わさった妖怪を意味するもので「妖怪なんですよね…。うまいこと言うな~と思いました」と満足そうな笑顔。涼しげに着こなす姿に、報道陣やスタッフから「きれい」の声が上がった。

 後半の見どころとしてこの“鵺スタイル”や明治時代らしいドレス、ブラウスなど、さまざまなファッションが披露される。新たに衣装監修デザイナーが登用され、八重の写真を参考にしながら、コーディネートしていくという。オダギリとのツーショットではドレスに着替え、「今まで着ていた着物がいろいろな組み合わせになったり、洋装になったり…。和洋折衷な感じも面白いので気に入っています」とノリノリだった。

 撮影は現在、東京・渋谷の同局にある、新島旧邸を再現したセットで行われている。“本物”を見物したオダギリは「2人がここで生活したんだなと思うと、凄く感慨深い」と気持ちを新たにしていた。

 7月28日までの計30回の平均視聴率が15・1%。20%台の“大台”を目指し、綾瀬のファッションが後押しできるか注目される。

 ▽鵺(ぬえ) 平安時代に出現したとされる妖怪で「古事記」「万葉集」などに登場。「平家物語」ではサルの顔、トラの手足、ヘビのしっぽを持つとつづられている。「ヒョーヒョー」という気味悪い鳴き声を発するとされる。

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