秋元康氏がホレた慶応ガール 山崎あおい、歌詞検索チャート首位

[ 2013年7月4日 07:40 ]

都心の街並みを背にギターを奏でる山崎あおい

 歌詞検索サイトで注目を集める現役女子大生のシンガー・ソングライターがいる。北海道出身、慶大2年生の山崎あおい(19)だ。10日に発売する新曲「夏海(なつみ)」が、歌詞検索サイト「歌ネット」の週間ランキングで1位を獲得。その才能は、作詞家の秋元康氏(55)も認めている。

 ♪「今年の花火は恋人と行くの」 嬉(うれ)しそうに話して私を置いていく

 こんな晴れた日には海へ行くのかな? 楽しげな声にまた胸がきゅんとなるの

 「夏海」は初恋がテーマの胸キュンソング。難しい言葉も表現も使わない直球の詞には、素直さがあふれている。誰でも共感しやすいのが特徴だ。作詞したのは16歳の初夏の頃。「学校でみんなが“誰と花火行くの?”とソワソワしてるんだけど、私は流れに乗りきれなかった」と言い、その際に感じたことを中心に書いたという。

 月間7000万アクセスを誇る歌ネットには、先月17日に歌詞を掲載。すると、同日のデイリーチャートで1位を記録。さらに、17~23日の週間チャートでも1位。山崎は「私の詞は、自分が見た景色を、写真のように切り取ったもの。それをいろんな人が身近に感じてくれてるのだと思います」と分析した。

 16歳の時、ヤマハが主催した新人オーディションに挑戦。自作曲を披露し、グランプリと特別審査員賞をダブル受賞した。この特別審査員を務めたのが秋元康氏。「楽曲のクオリティー、特に詞が素晴らしい」と絶賛した。以来、山崎は「自信を持って詞を書けるようになりました」という。

 その秋元氏がプロデュースするAKB48のファン。「握手会にも2度行きました。推しメンは、ぱるる(島崎遥香)。握手は“塩対応”で心が折れそうになりましたよ」と笑う姿は、どこにでもいる大学生。この普通さがあるからこそ、多くの人の心に響く詞が書けるのだろう。

 ◆山崎 あおい(やまざき・あおい)1993年(平5)8月28日、札幌市生まれの19歳。作詞を始めたのは中学生の頃。昨年8月にアルバム「ツナガル」でメジャーデビュー。iTunesが選ぶ13年期待の新人「ニュー・アーティスツ」に選ばれた。血液型O。

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