通天閣の地下劇場最終公演 歌謡ショーは新劇場で存続検討

[ 2013年6月29日 06:00 ]

通天閣の地下劇場で行われた最終公演で熱唱する叶麗子=28日午後、大阪・新世界

 NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台として知られ、6月末に閉鎖される大阪・新世界の通天閣の地下劇場で28日、「通天閣の歌姫」と呼ばれる叶麗子(50)らゆかりの歌手約20人が、長年の歴史を支えた地元ファンらを前に最終公演を行った。

 満員の客席に向け、デビュー曲「通天閣人情」などを熱唱した叶は「歌い手もお客さまも街の方もみんな家族。日本で一番人情のある劇場でした」と振り返った。

 歌謡ショーは地元の「新世界串かつ振興会」や有志らが秋にも開設を目指す新劇場で存続が検討されることになり、叶は「閉鎖決定で奈落の底に落とされたが、最後の舞台で思い切り笑うことができ、うれしい」と喜んだ。

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