亡き父当たり役「鏡獅子」 勘九郎、七之助「遺志と魂引き継ぐ」

[ 2013年6月29日 06:00 ]

意気込みを語った中村勘九郎(後列右)と七之助(同左)

 歌舞伎俳優中村勘九郎(31)と弟の中村七之助(30)が28日、東京・東銀座の歌舞伎座にある屋上庭園で、「八月納涼歌舞伎」(8月2~24日、歌舞伎座)のPRイベントを行った。

 「八月…」は、2人の父親で昨年12月に死去した中村勘三郎さん(享年57)や坂東三津五郎(57)らが中心となって90年に始めた夏芝居。今回は昼の部で勘三郎さんの当たり役の一つ「鏡獅子」を勘九郎が2~13日、七之助が14~24日に務める。勘九郎は「父がとても楽しみにしていた公演。新しい歌舞伎座で父が踊りたかった鏡獅子を遺志と魂を引き継いで演じたい」と意気込みを語った。

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2013年6月29日のニュース