日本代表戦 今年最高視聴率38・6% テレ朝それでも目標届かず

[ 2013年6月6日 07:37 ]

 テレビ朝日で4日午後6時半から放送された「日本―オーストラリア」の平均視聴率は38・6%だった。

 3月10日のワールドベースボールクラシック(WBC)2次ラウンド「日本―オランダ」の34・4%(TBS)を上回り、今年放送された番組の最高視聴率となった。

 午後7時半のキックオフ直後の視聴率は25%前後で、数分後には30%台にはね上がった。後半に入ると40%台をキープし、試合終了間際にMF本田圭佑(26)が同点となるPKを決めた午後9時21分には45・3%に。日本が引き分けてブラジル大会への出場が決まった午後9時23分に、瞬間最高の46・3%を記録した。

 今予選の最高だった昨年6月12日のオーストラリア戦の35・1%(テレビ朝日)も更新。ただ、W杯出場決定試合としては、試合終了が深夜1時になった09年のウズベキスタン戦(24・4%)は上回ったものの、97年のイラン戦(47・9%)、05年の北朝鮮戦(43・4%)を大きく下回った。

 テレビ朝日の早河洋社長(69)は、5月の定例会見時に視聴率40%超えを宣言。目標の数字に届かなかったことについて、同局関係者は「非常にいい時間帯の放送だったんですが、すんなりW杯出場が決まらず、予選終盤戦に足踏みしたことで期待度が下がったのかもしれない」と分析。出場が決まって大喜びが、試合内容には不満も不安も残った結果を象徴した数字といえそうだ。

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2013年6月6日のニュース