福山 カンヌで会見、過密スケジュールも「穏やかな気分」

[ 2013年5月19日 06:00 ]

カンヌ国際映画祭で笑顔を見せる(左から)尾野真千子、福山雅治、二宮慶多

カンヌ国際映画祭

 「そして父になる」の主演の福山雅治(44)らが会見した。

 “発砲事件”などの影響もあってか、関係者によると会場は「厳重な警備」。だが福山の表情は終始和やか。前日に渡仏し、この日も朝から取材が立て込む過密スケジュール。それでもカンヌ初体験に「日本だとイライラするような日程も土地のせいか穏やかな気分。昨日、今日と過ごし、少しずつ実感がわいてくるのでは」と感慨深げ。「今回は監督に連れてきてもらえた。また来られたら、ぜひ来たい」と続けた。

 6年間育てた息子が、出生時に取り違えられていたと判明するエリート会社員役。「父になったことがなく、自分に似合わないのではと最初は思った」と明かした。映画では徐々に父らしくなる姿を好演。会見でも息子役の二宮慶多(6)が記者席に見えやすいよう、抱き上げる一幕も。“父親”らしく、さりげない気遣いを見せた。

 是枝監督はコンペティション部門3回目の参加で「映画をめぐる豊かな時間を過ごしたい」と余裕を見せた。

 受賞結果は26日夜(日本時間27日未明)発表される。

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