「ふたりっ子」の舞台 通天閣劇場の閉鎖が決定「役割終わった」

[ 2013年5月18日 16:26 ]

通天閣の地下劇場の閉鎖が決まり、記者の質問に答える歌手の叶麗子(中央)

 大阪・新世界の通天閣を運営する「通天閣観光」は18日、取締役会を開き、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台となり、庶民的な歌謡ショーで人気を集めた地下劇場を、6月いっぱいで閉鎖することを決めた。

 劇場を使用する松竹芸能が、公演日数を減らすことを受けての決定。通天閣観光の西上雅章社長は「週1、2日しか稼働しないのでは、スペースがもったいない。劇場の役割は終わったのではないか」と話し、幅広い年齢層を呼び込める利用方法を検討するとしている。

 劇場周辺では同日、歌謡ショーに出演し「通天閣の歌姫」と呼ばれる叶麗子らが存続を訴えて署名活動をし、集まった署名を同社に渡した。閉鎖の決定に叶は「つらく悲しいが、諦めずに署名活動を続ける」と話した。

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2013年5月18日のニュース