たかじん 大歓声とともに仕事復帰「胸いっぱい」収録

[ 2013年3月22日 06:00 ]

復帰を果たし、青田典子とハグするやしきたかじん

 昨年1月末から初期の食道がんで休養していた歌手のやしきたかじん(63)が21日、司会を務める関西テレビ「たかじん胸いっぱい」(土曜正午、23日放送)の収録に参加、1年2カ月ぶりに仕事復帰した。手術の影響で体重は落ちたが、「前はメタボやったけど、今はバッチリ!」と笑顔。大阪・北新地のクラブを訪れたことを明かしたほか、ヨーデル風に「ヨ~ロレイヒ~」と美声を披露するなど完全復活をアピールした。

 「浪速の視聴率男」が帰ってきた。赤いジャケットに、薄ピンク色のスラックスのたかじんが小走りでスタジオに登場すると、大歓声が起こった。「長いこと、お待たせしました。この1年、いろんな方が亡くなって、次はオレかなと思ったけど、なかった」と毒舌のたかじんらしく、ブラックジョークを交えて仕事再開を報告した。

 復帰会見を望まないたかじん本人の意向で、収録の冒頭約10分のみが報道陣に公開された。昨夏、手術の影響で75キロほどだった体重は20キロ近く落ちたという。その容姿の変化にも注目が集まったが、手術前より痩せてはいたものの、関係者によると、現在は62~63キロ台まで回復しているといい、たかじんは「前はメタボやったけど、今はバッチリ!モデルになって帰ってきたで」と笑顔。「60キロに戻るまでは絶対復帰せえへんって決めた。痩せこけた姿で人前に出たら見る人にも迷惑」とプロ根性を明かした。

 喉の調子も良好で、「医者がびっくりしてたんやけど、声も(手術前と)一緒」とニンマリ。「ヨ~ロレイヒ~♪ほらな。裏声も出たから大丈夫や」と美声を響かせ、歌手活動再開にも意欲を見せた。

 収録が行われた同局のスタジオには、親交のあるビートたけし(66)や研ナオコ(59)らから復帰祝いの生花が計25本贈られた。たかじんが足しげく通う北新地のクラブからも2本届いており、「実は(療養中に)自宅で飲んでたら、気持ちよくなってね。この2軒だけ行ってん」と告白。術後はタバコと酒を自粛していたが、別の関係者によると、「タバコはやめているが最近は赤ワインを飲んでいる」と話しており、完全復活を印象づけた。

 たかじんの冠番組は3本で、22日に読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜後1・30、24日放送)、23日に同日放送のテレビ大阪「たかじんNOマネーGOLD」(後6・59、同日放送)の収録に臨む。視聴者が、たかじんの姿をテレビ画面で最初に確認できるのも「…胸いっぱい」からで、番組内容が事実上の“復帰会見”ともなれば、高視聴率を狙えそう。同局は「(高い数字を)期待しています」と話した。

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