歌舞伎座で竣工式 4・2こけら落とし、坂田藤十郎「胸が高鳴る」

[ 2013年2月27日 06:00 ]

完成した歌舞伎座の正面玄関。手前は4月のこけら落とし公演までのカウントダウンボード

 東京・東銀座の歌舞伎座の建て替え工事が26日完了し、併設のオフィスビル「歌舞伎座タワー」最上階の29階で竣(しゅん)工式が行われた。

 劇場とオフィスビルの複合施設の名称は「GINZA KABUKIZA」で、歌舞伎俳優で人間国宝の坂田藤十郎(81)、尾上菊五郎(70)、中村吉右衛門(68)らのほか、松竹や建設関係者が出席。

 神事に続いて祝賀会が開催され、藤十郎は「真新しい舞台に立つことができるので、役者は胸が高鳴っています。この劇場にふさわしい立派な舞台をお目に掛けないといけないと今から全員意気込んでいます。裏方の皆さんと協力し、新しい歌舞伎座の歴史をつくっていきたい」とあいさつした。

 新劇場では3月27日に開場式が行われ、4月2日からこけら落とし公演がスタートする。

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