高岡早紀 特殊メークで「バケモノ」女子高生に

[ 2012年12月22日 06:00 ]

特殊メークで醜い女子高生に変身した高岡早紀

 女優の高岡早紀(40)が特殊メークで、目を背けたくなるほどの醜い女子高生に変身する。7年ぶりの主演映画「モンスター」(来年初夏公開)で、醜い容姿で同級生たちに「バケモノ」と呼ばれる役どころ。美容整形を繰り返して絶世の美女になっていく設定で同一人物と思えないほどの高岡の変身ぶりは話題を呼びそうだ。「恋するマドリ」などの大九明子監督がメガホンを取る。

 太平洋戦争を描いた「永遠の0(ゼロ)」などで知られる作家百田尚樹さんの同名小説が原作。美醜にとらわれる人間の愚かさをテーマに、容姿によって主人公の運命が変わっていく姿を描く。

 高岡の特殊メークは2時間以上をかけて施された“力作”。製作関係者は「観客の拒否反応が心配だったが、徹底的に醜くした」と説明。ロケ現場を見学した百田さんも「主人公を演じていた高岡さんにあいさつされた時、思わず二、三歩後ずさりしてしまいました。メークと知っていても、直視できないほどのブスだったから」と話すほどの出来で「その時初めて、主人公がどれほど悲しい人生を歩んできたのか、痛いほどわかりました。すごい映画になると思います」と太鼓判を押す。

 撮影はすでに終了。高岡は「醜い容姿のため家族にも愛されることのなかった彼女の人生は壮絶なものであり、そんな女性の生きざまを演じることは初めての経験でした」と説明。劇中では高校時代から30代までを演じ、ベッドシーンなど体当たり演技も披露。「一人の女性というよりは全く別人の女性たちを演じた気分で、とても変化に富んでいました」と振り返っている。

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