大竹しのぶ沈痛…大親友・勘三郎さんの最期看取り「いない実感がない」

[ 2012年12月5日 13:17 ]

亡くなった中村勘三郎さんの自宅を弔問する女優の大竹しのぶ(中央)
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 5日に急性呼吸窮迫症候群のため57歳の若さで亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さんと親交が深かった女優の大竹しのぶ(55)が同日、東京都内で開かれた主演舞台「ピアフ」の製作発表会見で思い出を語った。

 勘三郎さんとは、大竹が20歳の時のミュージカル「若きハイデルベルヒ」(68年)で共演して以来の付き合い。まさに大親友とも呼べる勘三郎さんの悲報に、疲れ切った表情で会見場に現れた。

 大親友の最期を看取ったという大竹。勘三郎さんの最期については「今日のことなので、私がそれをお話していいかというのも確認をする暇もない時間の経ち方だった。その時の彼の様子を私が話すのはちょっと…」と言葉を控えた。

 「今ここにいないというのが現実味として実感がない」とまだ信じられないという心情を明かした大竹。「これから演劇界は彼をなくしてどうやっていくのか、今はどうなっちゃうんだろうっていうのが正直な気持ち。でも、がんばらなきゃなと思う。とにかくいい芝居をしていくというだけですね。いい芝居をしていくことをまた新たに誓いたい」と気丈に話した。

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