同期だった西城秀樹「ロックで不良でやんちゃで、優しかった」

[ 2012年10月27日 06:00 ]

桑名正博さん死去

 ▼桂文枝 訃報に接して残念でなりません。倒れた明くる日、くしくも襲名の日でしたが「自分も頑張るから、まさやんも頑張るんやで」と手を握って呼び掛けたのですが、帰らぬ人となってしまって悔しい限りです。甘い歌声で繊細な歌手でしたが、普段は芸人のような破天荒で豪快な男でした。一緒にいていつも楽しかったです。

 ▼上田正樹 関西から生まれたミュージシャン仲間として、歌謡曲とは違う音楽をなんとか自分たちで切り開いてきた同志というか、戦友のような感じでした。もっともっと年を重ねて、いつの日にか、お互いにやってきた音楽を、腹を割って話し合うことを楽しみにしていました。とても残念です。

 ▼堀内孝雄(アリス時代からの付き合い)アリスの矢沢透が桑名の実家に間借りしていたことが縁で、桑名の実家の部屋でアリスは練習させてもらっていました。自然と仲良くなって、当時から今とまったく同じで、飾らない性格でしたね。もう一度、同じステージに立って関西弁でアホな話をしたかった。同郷のミュージシャンとして本当に残念です。

 ▼今陽子(公私で付き合い)親友、飲み友達のマサヤンが逝ってしまいました…。最近のマサヤンの渋い歌が大好きで、彼も私を“ネエチャン”と慕ってくれて、デュオライブもよくやりました。すごく残念です。先に逝った仲間と天国でロックしてほしいです。

 ▼コロッケ(25年の付き合い)ビックリしました…。とても熱い方で、お酒を飲むとマジメな話をよくされていた。1日ももたないと言われたのに、頑張るだけ頑張った。「あきらめるな」とメッセージをくれたんだと思います。

 ▼川崎麻世(30年以上の付き合い)芸能界で唯一、“兄貴”と呼べる方でした。面倒見も良くて、人間ぽさを感じるヤンチャな部分もあった。何も隠さないオープンな人で、一緒にいて気持ちが良かった。お見舞いに行ったとき、「兄貴来たで!」と指を握ったら、少しだけ握り返してくれた気がした。

 ▼西城秀樹(72年デビューの同期)ロックで、不良で、人一倍やんちゃで、そして誰よりも人間としての優しさを持っていた男でした。いまだ信じられません。同世代を駆け抜けた仲間として、とても残念です。

 ▼香西かおり(同じ大阪出身で、ステージ共演多数)残念です。倒れられてから闘っている姿が、最後まで桑名さんらしかった。お疲れさまでした。

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2012年10月27日のニュース