小林幸子“アニイ”さだまさし作の新曲披露

[ 2012年10月17日 20:35 ]

 来年でデビュー50周年を迎える人気演歌歌手・小林幸子(58)が、ニュー・シングル「茨の木」(詞曲・さだまさし)を自身のレーベル「Sachiko Premium Records(サチコ・プレミアレコード)」から今月17日に発売したのを記念して同日、東京・代官山の蔦屋書店でミニライブなどを行った。

 約200人のファンが詰めかけ、「さっちゃーん!」という熱い声援が飛び交う中、「もしかして」と「雪椿」を歌ってから「9歳のときに恩師・古賀政男先生にスカウトしていただいて10歳で「ウソツキ鴎」でデビューして、来年で芸能生活50周年を迎えさせていただきます。49年間、支えてくださったのは、応援し続けてくださったファンの皆さまのお陰だと本当に感謝しています。そして、皆さまにお詫びしなければいけないのは、この半年間、ファンの皆さまにいろいろとご心配をおかけしたことです。いま私が思うこと、それは歌い手として歌を歌えること。そして、新曲をこうして出せたということが一番の自分にとっての幸せです。その『茨の木』で、また私の宝物の1曲が増えました」とあいさつ。

 その後、新曲「茨の木」を歌い、同曲について「今回、いろいろな形で相談していた私の古い友人で、アニキと呼んでいる、さだまさしさんが作ってくださいました。さっちゃんの自分史と思って歌ってくれてもいい。でも世の中には、口には出さないけれど、いろんな意味で耐えている人がたくさんいらっしゃいます。リストラ、いじめ、国と国との問題、そして大震災でいまも耐えている方へのメッセージを込めて、さっちゃん歌ってね、とアニイが言っていました」と話していた。

 さらに、当初予定していなかったファンからのアンコールに応えてアコースティックバージョンによる「茨の木 プレミアバージョン」も歌い、全4曲を披露。

 続いてサイン&握手会も行い、その中にさだまさしの妻と次女も見かけて彼女を驚かす場面もあり、最後までファンは大喜びだった。

 また、同カップリング曲「道(はないちもんめ)」は、さだまさしが1987年に発表したアルバム「風に立つライオン」に収録されている名曲のカバー。彼女が、さだの数ある楽曲の中でも特に好きな曲だそうで、ふるさとを思い、忘れていることを思い出させてくれる心温まる作品だ。

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2012年10月17日のニュース