家族が支えだった…染五郎 舞台への恐怖感は「全くない」

[ 2012年10月17日 15:11 ]

事故後初めて公の場に姿を見せた市川染五郎。右手首には黒いサポーターが

 歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が17日、都内ホテルで会見。事故後初めて公の場に登場した。

 8月27日に公演中の舞台からせりに転落して大ケガを負い、救急車で都内の病院に搬送された。転落時には意識があったが記憶はあいまいで、奈落の底へ落ちても踊っていたことは「分からないですけど、傍にいた方に支えられていた」と振り返った。2月には舞台復帰が予定されており、「二度とせりに上りたくないたいとか、そういうことは思いません。恐怖感は全くないです」と言い切った。

 支えだったのは父・松本幸四郎(70)、妹の松たか子(35)ら家族の存在。「家族にはご迷惑をお掛けして申し訳なく思っておりますが、これから身体を治して働くことが何よりの恩返しかと思っております」。入院中の病室では父に謝っていたというが、この日も「申し訳ない」「申し訳ございません」と謝罪の言葉を何度も口にした。また、入院中に親族から掛けられた言葉を報道陣から聞かれたが、「自分の中にしまっておきたい」と語らなかった。

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