市川染五郎 復帰会見で謝罪「基本的なミスでご迷惑をおかけした」

[ 2012年10月17日 12:09 ]

事故後初めて公の場に登場した市川染五郎

 8月27日に公演中の舞台からせりに転落し、大ケガを負った歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が17日、都内ホテルで会見を行い、事故後初めて公の場に登場した。

 顔などに目立った傷はなく、グレーの着物姿で登場した染五郎。集まった報道陣150人の前をゆっくりと歩いて着席し、「私の基本的なミスにより多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。その上で「気持ちを新たに自分がやるべきことを考え、役者として歩み始めたい」と前向きに話した。

 頭部の打撲と右手首の骨折などで入院していたが、先月19日に退院。肋骨は前後の部分がそれぞれ折れ、以前はくしゃみをすると肋骨に響いていたというが「痛みは日に日に減ってきてます」。手首は動くようになったが、現在は骨折した腕の部分にプレートを入れてリハビリしている状態で、来年に取れる見込み。「回復している実感はあります。幸いなことに後遺症はない」と強調した。

 「再び舞台に立つことを許していただきました」と復帰のメドについても言及。今年12月、来年1月には事故前から決まっていたNHK・BS放送で主演を務める時代劇の撮影が始まる。舞台復帰は来年2月に日生劇場で行われる歌舞伎公演で、父・松本幸四郎(70)と共演する。

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