デビュー舞台で…染五郎 長女に気遣い「申し訳ない経験をさせた」

[ 2012年10月17日 14:43 ]

事故後初めて公の場に登場した市川染五郎
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 歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が17日、都内ホテルで事故後初めて会見を行った。

 事故が起こったのは8月27日、日本舞踊松本流宗家が舞踊を披露する「松鸚会(しょうおうかい)」の公演中。染五郎は「家元・錦升」として新ジャンルの舞踊に取り組み、3メートル下の奈落に落下する大惨事となった。自らの半生をモチーフに構成・演出・振り付けを手がけた創作舞踊「あーちゃん」。せりが下がっていることは自覚していたといい、「一番気をつけなければならないことを忘れていた」と振り返った。

 当日は5歳の長女が「松田美瑠」の芸名でデビューを飾ったお披露目舞台でもあった。娘には「申し訳ない経験をさせてしまった」と漏らしたが、「それに対して復活できるというのが自分自身の子どもに対しての表現の仕方」と前を向いた。入院中は舞台に立つことができない不安よりも「再び舞台に立つことを目標に行きていこうと気持ちを持った」と胸中を明かした。

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