ベネチア国際映画祭 北野作品など17本が候補に

[ 2012年7月26日 20:01 ]

 世界三大映画祭の一つ、ベネチア国際映画祭の事務局は26日、メーンのコンペティション部門の候補作17本を発表した。北野武監督(65)の「アウトレイジ ビヨンド」は、米国のブライアン・デパルマ、テレンス・マリックの両監督や、韓国のキム・ギドク監督らの新作と最高賞「金獅子賞」を競うことになった。

 一方、世界の映画の潮流を探る「オリゾンティ部門」の候補作には、若松孝二監督の「千年の愉楽」が選ばれた。中上健次さんの原作で、和歌山県が舞台。寺島しのぶや佐野史郎らが出演している。

 賞には絡まないが、湊かなえさんの小説を原作にした黒沢清監督の新作「贖罪」や、木下恵介監督の「カルメン故郷に帰る」(1951年)も上映予定。

 映画祭は8月29日から9月8日まで開かれる。審査員長は米映画監督のマイケル・マン氏が務める。(共同)

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2012年7月26日のニュース