TUBE“荷台ステージ”持参 釜石に「夏」届けた!

[ 2012年7月17日 06:00 ]

「釜石 夏の港まつり」で無料ライブを行ったTUBE。12トントラックを2台つなげた特設ステージで前田亘輝(中央)が歌を届けた。左は角野秀行、右は春畑道哉

 TUBEが海の日の16日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県釜石市で無料ライブを開催した。昨年の震災直後に現地を訪れ、「落ち着いたら歌いに来る」と約束していた。「あー夏休み」などの夏や海にちなんだ曲を連発。ボーカルの前田亘輝(47)は「焦らず一歩ずつ歩いていこう」と復興に向けてメッセージを送った。

 前田が「約束を果たしに帰って参りました!TUBEです」とあいさつすると、1曲目は「シーズン・イン・ザ・サン」。夏の訪れを告げる歌声に、約2000人が聴き入った。

 釜石漁港近くで開かれた「夏の港まつり」会場の一角。自ら用意したステージは、12トントラック2台。自身初の慣れない“荷台ライブ”となったが、「少しでも笑みがこぼれてくれれば」と力まずに自然体で臨んだ。

 老若男女が楽しめるようにと、「夏だね」「夏を抱きしめて」などヒット曲中心の構成。ラスト8曲目には、祭りの実行委員会メンバーやゲストのマギー審司(38)らと復興応援歌「RESTART」を合唱した。

 震災から約1カ月後の昨年4月16日、作ったばかりの同曲をCD―Rに収録して岩手、宮城、福島各県のラジオ局や災害FM局を回った。その際に「必ず戻って来る。30分でも1時間でもライブをやる」と交わした約束を、“三陸海岸ツアー”の形で実現させた。

 15日に岩手県宮古市で始まり、21日に同県大船渡市、22日の宮城県気仙沼市の計4市で無料ライブを行う。

 釜石漁港付近は建造物の多くが津波被害で全壊。会場の周囲は、建物の基礎だけが残された更地が目立つ。それでも、4度目の来訪となった前田は「来るたびに街が少しずつ元の姿を取り戻していっている」と実感しているという。同市観光物産協会の佐々木一伸さんも「この場所でやったことに意味がある。復興の足がかりにしたい」とTUBEに感謝している。

 「音楽は財布の足しにも、腹の足しにもならない。でも心の足しにはなる。微力だけど、少しでもそばにいてあげたい」と前田。支援活動は、三陸海岸のビーチで本格的なコンサートを開催する日が来るまで続ける。

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