文珍、独演会PR会見で後輩に喝「きょうびの若手はアカン」

[ 2012年7月11日 06:00 ]

恒例となった8・8独演会に向けて意気込む桂文珍は後輩芸人に喝

 落語家・桂文珍(63)が大阪市内で10日、毎年8月8日に大阪・なんばグランド花月で開催している「吉例 桂文珍独演会」のPR会見を開き、生活保護受給問題や逮捕など“不祥事”続きの後輩芸人に苦言を呈した。

 昨年の独演会の会見でレディー・ガガの扮装を披露するなど常に時事ネタを織り交ぜる文珍。吉本興業創業100周年の記念すべき年に、続けざまに起きたネガティブな案件に我慢ならなかったのか、今年のターゲットは“身内”だった。

 会見の最後に自ら「次長課長」の河本準一(37)「キングコング」梶原雄太(31)の親族の生活保護受給問題に言及。「私も親も生活保護は受けておりません。ずっと仕送りしてたっちゅうねん」と冗談めかした口調で切り出すと、最後は「きょうびの若手はアカン」と切り捨てた。

 さらに、今月2日に知人女性に暴行したとして傷害の疑いで逮捕された「ソーセージ」の藤本聖容疑者(27)にも怒りあらわ。逮捕当日は都内で兄弟子・桂三枝(68)の「六代桂文枝襲名披露パーティー」が開かれており、祝賀ムードに水を差されたことで「きょうはソーセージのようなことないやろね。頼むで」と、重鎮らしく社員にクギを刺した。

 今年が30回目となる独演会では、師匠・五代目桂文枝の得意ネタの1つ「三十石」など3席を口演。「師匠の空気感は私が一番持っていると思いますけど、襲名と空気は別ですから。何を言わすねん」と16日に襲名を控える三枝に対して際どいジョークを放つと、さらに「私が七代目の文枝を継ぐかも分かりません」とかぶせる“文珍流”の祝福で笑わせていた。

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2012年7月11日のニュース